【裏技検証】一度改札を出ると電車賃が安くなる!?京都駅の謎。

      2016/08/24

JR京都駅
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京都市右京区在住の私の友人から聞いた話。

「JRで大阪に行くときに、京都駅でいったん改札を出てから乗り換えると、電車賃が安くなる。」とのこと。

半信半疑で調べたところ、JR嵯峨嵐山駅からJR大阪駅までは通常 970円 しかし改札を出て区切って切符を買うと、嵯峨嵐山-京都:240円・京都-大阪:560円。 合計:800円
確かに片道で170円も安い。
同じ路線を使っているのになぜなのか?
今回はその真相を探るとともに、ほかの路線でも同様の現象が見られるのか検証してみました。

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嵯峨野線から東海道線

JR嵯峨野線 出典:Wikipedia

まず冒頭で述べた東海道線について。
通常に乗車した場合(以下通常料金)といったん改札を出て乗車した場合(以下区切料金)で比較。
行き先や距離によって変動があるのか調べてみました。
※以下、金額は2015年1月現在

  • 嵯峨嵐山-大阪
    通常料金:970円
    区切料金:240円+560円・合計800円・170円お得
  • 嵯峨嵐山-高槻
    通常料金:580円
    区切料金:240円+390円・合計630円・50円損失
  • 嵯峨嵐山-西大路
    通常料金:240円
    区切料金:240円+120円・合計360円・120円損失

ちなみに嵯峨嵐山-大阪間は定期券の場合でも、一か月定期で2,050円、半年定期なら25,350円もお得です。
しかし、大阪との中間点・高槻駅や、京都駅から一駅の西大路駅では、普通に高くなる計算。
一概に安くなるとは言えないようです。

では、反対の滋賀方面ではどうでしょうか?

  • 嵯峨嵐山-彦根
    通常料金:1,320円
    区切料金:240円+1,140円・合計1,380円・110円損失
  • 嵯峨嵐山-草津
    通常料金:580円
    区切料金:240円+410円・合計650円・70円損失
  • 嵯峨嵐山-山科
    通常料金:320円
    区切料金:240円+190円・合計430円・60円損失

なんと滋賀方面の場合はどのパターンでも高くつくようです。 いったい何が違うのか・・・・

奈良線

JR奈良線出典:Wikipedia

続いては京都駅から奈良方面へ向かうJR奈良線。
奈良観光や、平等院鳳凰堂でおなじみの宇治もこの沿線です。
奈良線では宇治駅を基準に比較してみました。

  • 宇治-大阪
    通常料金:970円
    区切料金:240円+560円・合計800円・170円お得
  • 宇治-高槻
    通常料金:670円
    区切料金:240円+390円・合計630円・40円お得
  • 宇治-西大路
    通常料金:320円
    区切料金:240円+120円・合計360円・40円損失

高槻駅や大阪駅など、長距離の乗車の場合にはお得な様子。
しかし、滋賀方面は嵯峨野線と同様に軒並み高くつきました。
ちなみに大阪-宇治間は京阪電車を乗り継いだ方が安くつきます。
また、奈良から大阪へ向かうには京都を経由せず、近鉄を利用した方が早くて安いでしょう。

東海道線・大阪方面から滋賀方面

JR京都線出典:Wikipedia

それでは、東海道線を京都駅で一旦改札を出た場合はどうでしょう?

  • 大阪-山科
    通常料金:840円
    区切料金:560円+190円・合計750円・90円お得
  • 大阪-草津
    通常料金:1,140円
    区切料金:560円+410円・合計970円・170円お得
  • 大阪-彦根
    通常料金:1,940円
    区切料金:560円+1,140円・合計1,700円・240円お得

なんと大阪から滋賀方面へ向かうには、京都駅で改札を出た方が安いことが判明。
でも、同じ電車で一本で行けるからわざわざ降りるのは手間ですよね。
しかし、高槻駅や西大路駅から滋賀方面へ向かう場合には、すべてのパターンにおいて高くつくことも判明。
どうやら大阪~京都間を長く乗った方がお得なのか?謎はそこにありそうです。

安くなるその理由とは?

大阪特定区間出典:JRお出かけネット

安くなる理由はJRの運賃の計算の仕方が、京都駅を境に変わることにありました。
東京・大阪などの大都市圏では「電車特定区間」なるものが定められています。
電車特定区間は、私鉄などの他社路線との競合がある地域に設定されることが多く、通常の運賃計算方法とは異なり、安めの計算方法になっています。
大阪-京都間は、JRの他にも阪急・京阪などの競合路線があり、他社に旅客を取られないための措置なのです。

その電車特定区間の境目が「JR京都駅」。
特定区間をまたいで乗車する場合には通常の運賃が加算されますが、京都駅で改札を出て乗り換えた場合にのみ、特定区間運賃が適用されるのです。

上記の理由から、友人のように嵯峨嵐山から大阪へ行く場合には安くなり、逆の滋賀方面は安くならないのです。
また、嵯峨野線から奈良線に乗り換えた場合も、特定区間に入らないため安くなりません。

まとめ

以上、今回は【裏技検証】一度改札を出ると料金安くなる!?京都駅の謎。をご紹介いたしました。
京都駅はとても広く、運行本数の少ない路線もあります。
電車が来るまでの時間が余った、特に急がないという場合には、特定区間運賃の恩恵に預かってみるのもよいかもしれませんね。

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