【金閣寺】知ってますか?銅閣寺があるんです。【銀閣寺】

      2020/08/26

銅閣寺
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京都には数多くの観光名所があります。
アンケートでもとったら具体的な数字はわかりませんが、
金閣寺・銀閣寺・清水寺・嵐山このあたりは間違いなくTOP5にはランクインするでしょう。
中でも金閣寺と銀閣寺は、そのゴロの良さとセット感で誰もが思い出す名所ではないでしょうか。

ところがご存知でしたか?
京都には幻の「銅閣寺」があるということを?
今回は金閣寺銀閣寺に比べてあまり、というか全く知られていない銅閣寺をご紹介いたします。

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龍池山大雲院

銅閣寺は正式名称を「龍池山大雲院」といいます。
大雲院は京都市東山区の浄土宗の寺院。
1587年に織田信長、織田信忠の菩提を弔う寺として、烏丸御池の二条御所跡に建立されました。
しかし、豊臣秀吉の都市政策により、京都の寺院は現在の寺町通りに移され、大雲院も四条寺町に移されます。
昭和に入り1972年に大倉財閥の設立者・大倉喜八郎の旧邸であった現在の地に再移転しました。
寺自体の歴史は金閣寺・銀閣寺よりやや浅く、現在の東山に移ったのは比較的最近なわけです。

住所:京都市東山区祇園町南側594-1
アクセス:
京阪 祇園四条駅より徒歩25分
京阪 清水五条駅より徒歩20分
京都市営バス「東山安井」下車 徒歩5分

銅閣とは

大雲院出典:http://www.panoramio.com/

その大雲院の中にあるのが銅閣。
銅閣は祇園閣という名称の三階建の建物で、1928年の建築。
つまり、大雲院が現在地に移転してくる前より、建てられたことになります。
祇園祭の鉾を模したデザインで高さは36mの三階建、屋根が銅板葺であることから銅閣と呼ばれます。
これは金閣・銀閣に続く銅閣として大倉が造ったもの。
つまり、「金閣、銀閣があるから銅閣もあったらええやん。金閣寺銀閣寺に続く京都の名所にしよ!」という大倉喜八郎の夢により建造されたのです。
銅閣は登録有形文化財に指定され、境内の外部からもその姿を見ることができます。
高台寺から八坂神社や円山公園方面に向かって行くと正面に見える塔が銅閣です。
毎年三月に行われる「東山花灯路」の際にはライトアップされます。

幻の銅閣寺

銅閣寺出典:http://ameblo.jp/

大雲院の境内には大盗賊・石川五右衛門の墓があります。
また祇園閣内部の壁には、世界遺産でもある中国の「敦煌莫高窟の壁画が模写されています。
残念なことにこの銅閣寺、通常は非公開でその姿は境内の外から見ることしかできません。
ところが例年夏に特別拝観が行われ一般公開されます。
日程は未定ですが、京都市観光協会のサイトなどで告知されますのでそのチャンスを狙ってみてはいかがでしょう。

まとめ

今回は幻の銅閣寺をご紹介しました。
金閣寺・銀閣寺という京都観光のスーパースターに較べマイナーな存在ですが、銀閣寺があるんです。

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