【絶対陥ってはいけない】京都観光の罠・回避できる方法【落とし穴10つ】
2020/08/26
日本有数の観光都市・京都。
国内からも海外からも多くの観光客が訪れます。
しかしこれだけ有名な京都ですが、意外と知られていない、
ガイドブックには載っていない陥りがちな罠が多いのも事実。
知っているのと知らないのでは、
効率が命の京都観光では大きく差が出ることに。
今回はそうした京都観光の罠・落とし穴をご紹介するとともに、
回避策をお伝えできればと思います。
関連記事:
【永久保存版】京都の観光名所一覧【人気スポット100選】
目次
やたら暑い。とても寒い。
「京都の夏は蒸し風呂」
「京都の冬は底冷え」
などと言われますが、まさにその通り。
特に近年は地球温暖化の影響かどうかはわかりませんが、
夏の暑さはえげつないものがあります。
そして京都の気候の特徴は
春と秋が短いことが挙げられるでしょう。
三月中旬にはダウンコートを着ていたのに、
半月後には半袖でも過ごせるくらい。
昼間なら10月初頭くらいまで半袖で過ごせる日もあるくらいです。
また、市内各所によって気候が変わるのも特徴。
山がちなせいか、にわか雨が非常に多く、
また市内北部、例えば人気の金閣寺周辺などは
京都駅前より標高がかなり高いです。
「京都駅は雨やったけど、金閣寺は雪やった」
なんてことも冬場はざらにあるので要注意です。
お天気ばかりはどうしようもありませんが、
心構えと準備は必要です。
シーズンが読みにくい
京都と言えば桜と紅葉が二大シーズン。
しかし観光関係者に聞く所によると、
近年は桜・紅葉のピークがわかりにくいとのこと。
特に紅葉は11月の連休までにピークを迎えることが少なく、
ツアーなどの業者泣かせとのことです。
回避策というほどでもありませんが、
京都を紅葉を見るなら12月初旬がおススメ。
11月に比べると、市内も空いている為、
混雑を避けることができます。
地名がわかりにくい
京都は地名が非常にわかりにくいとの評判。
「先斗町」に代表される難読地名もさることながら、
「四条河原町」「四条大宮」「九条河原町」など、
東西と南北の通りが地名になっていることも多く、
「四条河原町にいくつもりが九条河原町に出てしまった」
などということも。
全ての地名や通りを覚えるのは、京都市民でも不可能。
回避策は、主要の通りを覚えることです。
特に四条通と烏丸通は超重要。
現在地から上記ふたつの通りとの位置関係だけでもわかれば
目的地にたどり着くことができます。
京都の通りについては下記の記事で紹介しています。
方角がわかりにくい
他地域の人が京都で驚くことの一つに
「街の東西南北を完全に把握している」
ということがあります。
確かに、
「四条を東に向かって」とか
日常会話ですが、
観光で来られた方には至難の業。
おまけに市内は東西南北碁盤の目に道路が走り、
混乱に拍車をかけます。
回避策というか、知っておいて便利なのは
「京都市内中央部では、南側に山は見えない」
ということです。
東西北の三方を山に囲まれている京都盆地。
市内中央部では交差点の中央に立つと、
南以外の三方には山が美しく見えます。
当然地域によって、
市内西部なら東山は見えませんし、
嵐山や金閣寺周辺などはあたり山だらけで
例外はありますが、
市内街中で方角を知る方法です。
京都駅がやたらとでかい。
京都駅はやたらとでかい。
JR京都駅の烏丸口側ホームは全長558mと日本一長く、
JR嵯峨野線ホームは奥まった場所にあるため、
非常にわかりにくく、乗り換えも遠く不便です。
また新幹線ホームは八条口側にあるため、
京都駅のメイン、烏丸口までは、
新幹線を降りてから10分くらいかかるので要注意です。
他にも近鉄線、京都市営地下鉄などの駅もあり、
非常に乗り換えるにはわかりにくい構造です。
観光に行きたいのに、京都駅を出るまでに迷ってしまうことも。
対応策は以下の通り。
- メインは市営地下鉄と烏丸口
市内観光に出るにはバスか地下鉄が便利。
ただし、京都駅からバスに乗ると渋滞の可能性が高いため、
地下鉄を中心とした観光をおすすめします。 - 嵐山方面へはJR嵯峨野線
京都駅から嵐山方面へ出るには断然早いのは嵯峨野線。 - 近鉄線、奈良線の観光需要は低め
伏見稲荷大社などの京都市伏見方面、
平等院などの宇治方面、
奈良方面に限られます。
このように行き先を明確にし、
利用路線を把握することで
利用する路線をはっきりさせることが大事です。
観光名所が遠い。
さあ京都に着いた!とほっと一息ですが、
京都駅から観光名所まで遠いという事実が待ち受けています。
京都駅からすぐ行ける観光地は非常に限られており、
人気のエリアは京都駅からは1時間近く時間を見る必要があります。
また、その各エリア同士も離れており、
移動には多くの時間を必要とするため、
ノープランであっちもこっちもと回ろうとすると
移動と渋滞で観光が終わってしまう羽目に。
回避策としては
- エリアを絞って回る
エリアは大まかには、駅周辺・市内中央部・金閣寺周辺・銀閣寺周辺・清水寺周辺・嵐山周辺・伏見・宇治。
エリアを一つ回るだけでも相当見どころは多いので、
一つのエリアに時間をかけて回ることで効率化が図れます。 - エリア間を移動するときは近いエリアへ
たとえば清水寺から金閣寺へ移動するとなると、
バス電車を複数回乗り継ぎ、一時間以上の大移動。
これでは京都観光の記憶はバスと電車だけになりかねません。
セットで回るにお勧めのエリアは
京都市西部にある、嵐山周辺と金閣寺周辺。
あるいは京都市東部にある、清水寺周辺と銀閣寺周辺。
京都駅からの移動の道中で駅周辺や市内中央部を回るのも手です。
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鉄道が不便。
京都は多くの鉄道が走っていますが、
非常に複雑でわかりにくく、
また、鉄道のみで行ける観光名所は少ないといえます。
鉄道だけで回るには限界があります。
回避策は、
- メインは地下鉄とその他交通機関の併用
京都市内を南北に走る市営地下鉄烏丸線で移動し、
そこから他の鉄道やバスに乗り換える。
これが最も早く効率よく移動できる手段です。 - 行き先に応じた鉄道路線の選択
そんなんいうても、なかなかわかりにくい京都の鉄道。
重要な鉄道路線とその特徴はこちらの記事にて!
関連記事:
これだけ抑えておけば大丈夫!京都の鉄道重要路線5つ
【嵐山】右京区観光の要・嵯峨野線をマスターしよう!【金閣寺・龍安寺】
バスが難題過ぎる。
京都は多くのバス路線が走っており、
たいていの観光名所へはバスで移動することができます。
ところがバス路線が豊富すぎて、
どれに乗ってよいのかわからないという声もよく聞きます。
また、バスの天敵・渋滞。
京都駅から観光地直通のバスも多く走っていますが、
これを利用するのはNG。
シーズンはもれなく渋滞にはまる羽目に。
対応策は、鉄道の項でも紹介したように、
鉄道路線+バスの併用で極力バスの移動時間と距離を減らすこと。
また、シーズンではバスがなかなか来ない、
バスが来たものの満員で乗れないなどということもよくあるので、
バスと鉄道が双方利用できる場合は鉄道を優先するのがコツです。
食事に困る。
京都といえば、川床料理、湯豆腐、京野菜などなど
グルメも京都観光の魅力です。
しかしながら観光地周辺は郊外にあることがあり、
非常に食事をできるお店が少なく、
その少ないお店に多くの観光客が殺到することになります。
また、東京や大阪などに比べると、閉店時間も早いので注意が必要です。
行きたいお店や食べたいものは要予約。
周辺にお店が少ないことも視野に入れ、
最悪の場合はファミレスやコンビニも辞さぬ覚悟が必要です。
お決まりの大渋滞。
京都観光の代名詞・渋滞。
シーズンには明らかに京都交通のキャパをオーバーし、
バスが来ているのが見えるけれども進んでこない、
長蛇の車の列の横を自転車や歩行者がすり抜けていくという
むなしい状況に陥ります。
中でも渋滞しやすいのは以下の道路。
- 四条通
一車線化工事の影響により、ただでさえ混む通りが大渋滞。
特に、四条烏丸から祇園方面は歩いたほうが早いです。
また嵐山に向かう松尾橋手前から罧原通も大渋滞。 - 三条通
蹴上から三条大橋周辺、右京区嵐山方面は大渋滞。
三条通は道幅が狭く、非常に渋滞しやすいです。 - 五条通
京都東IC周辺および東山五条あたりは観光客だらけです。 - 東大路通
五条から三条あたりまでは観光名所も多く大渋滞必須です。 - 国道1号線
京都南IC周辺は毎日渋滞しています。
とまあ、主要な道路は渋滞しています。
これらを踏まえて自動車は極力控え、
バス移動も可能な限り少なくするのが回避策といえます。
まとめ
以上、今回は京都観光で陥りがちな罠をご紹介しました。
京都観光は効率が命。
極力以上の罠を回避し、楽しい観光をお過ごしください。
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