【後編】京都水族館に行ってきたで【イルカスタジアム・京の里山】

      2020/08/26

京都水族館・クラゲ
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前回までのあらすじ。

7/18海の日に京都水族館に行く管理人。
チケット購入の長蛇の列があるという事前情報を仕入れ、
京都鉄道博物館との前売りセット券を購入することで
並ばずにスイスイ入館する。

【準備編】京都水族館に行ってきたで【交通手段・アクセス】

オオサンショウウオ、オットセイ、アザラシ、ペンギン、カクレクマノミ
次々と繰り出される海と川ののスターたち。

しかし管理人が最も感動し心惹かれたのは
キラキラ光るマイワシの群れだった。

【前編】京都水族館に行ってきたで【オオサンショウウオ・アザラシ】

くらげ

京都水族館くらげ
サンゴ礁コーナーに続きクラゲコーナー。
暗い館内は青く彩られた水槽に様々なくらげが漂っている。

いい。実にいい。
ただ水中をプカプカと泳ぐクラゲにこんなに心惹かれたのは初めてだ。
前回のマイワシといい、今回のクラゲといい、
人間齢を重ねると感動のしどころが変わってくる。

京都水族館・クラゲ

自分がアザラシでもない、ペンギンでもない。
決して特別な存在ではなく、スターな存在でもなく、
世の中を構成するその他大勢なのだという当たり前の真理。
子供の頃、若い頃は自分は特別な人間だと誰もが思っていた。
どこかでその幻想と決別した時、人はマイワシに、クラゲに魅入られる。

しかし毎日イワシ食うのも嫌だし、
海水浴でクラゲが出たら間違いなくブチ切れる。

そんな大人のずるさも知らず知らずのうちに身につけてしまったのだなあと反省。

えび・かに

京都水族館・伊勢海老
クラゲコーナーで人生の儚さを思い知ると
続いてえび・かにコーナー。

ごめんやけど、これほど人生の儚さを思い知った後では
海の生き物とは思えない。

感想はただひとつ「美味そう」

毎日サイゼリヤで安いランチを食っとるしがないリーマン。
伊勢海老がこんなに累々と重なり合っていたら
現金に換算、もしくはメニューに換算する以外ないわ。

京都水族館・タカアシガニ

タカアシガニなんて多分、食用ではないのだろうが
感想はただひとつ「美味そう」

長い足よりもその甲羅の中の蟹味噌が気になるわ。
というわけでめっちゃ腹が減ってくる。

交流プラザ・ゾウガメ

京都水族館・ゾウガメ

続いては交流プラザ。
本日はゾウガメと触れ合えるらしく子供たちが列をなして触れ合いを求めている。
おっさんは水族館に来てまでゾウガメと・・・

ちょっとまて!
ゾウガメ、お前ら水族ちゃうやろ⁉︎

水族館だから魚、イルカ、アザラシ、オットセイ、
オオサンショウウオ、クラゲ、エビ、カニ、
水の生き物ならみな水族。

しかしどさくさに紛れて陸地のしかもかなり乾燥してそうな
地域に生息しているであろう「陸族」のゾウガメを
さりげなく繰り出されても何の違和感もない。
恐るべし京都水族館。。。

イルカスタジアム

そんなわけで、水族館でゾウガメを展示することの是非について
ひたすらツッコミ続けているとイルカショーの10分前。

京都水族館イルカスタジアム

三連休ということもあって、ほぼ満席。
何とか中央よりのいい席を確保。
イルカプールの向こうには東寺の五重塔が見える。
これまた絶景。

しばらくすると前説のお兄さんお姉さんが登場。
観客全員に「プー」とかいう
ストローを切ったような笛楽器を渡す。

どうやらイルカの鳴き声と観客の吹くプーのセッションで会場を盛り上げるとのこと。
早速前説のお兄さんお姉さんの指揮のもと吹く練習。

しかしこれなかなか音が出ない。
真夏に息を吐きすぎてちょっと目の前が暗くなる。

そうこうしてると会場雰囲気が高まり、いよいよイルカショーの開幕。
さっきまで会場を盛り上げていた前説の人だと思っていたお兄さんお姉さん。

そのトークスキルから察するにプロフェッショナルのパフォーマーか。
前説とかちょっと上から見下してゴメンなさい。

小粋なMCとリズミカルなダンスでショーは開幕し、
イルカが飛び跳ねるよりも先に
ロンダードからのバック転を決めるというサプライズ。

京都水族館イルカショー

いやはやイルカショーは見入ってしまったわ。
なんちゅうか、プールはちょっと小さめやし、
他の水族館のような派手さや豪華さはない。

しかしとてもアットホームで客との距離が近いかんじ。
イルカの一匹一匹も詳しく紹介。
確かに見てると皆同じに見えるイルカも
それぞれ特徴や個性があるのだなあと感心。

とてもイルカが好きになるそんなショーである。

山紫水明

イルカショーですっかり童心に帰ったおっさん。
マイワシの群れで己の無力さを知り、
クラゲで己の無力さを知り、
ゾウガメで不条理にツッコミ、
イルカショーで子供に戻る。
心の移り変わりが尋常ではない。

そして山紫水明コーナーは水槽にちょっとした生き物たちが。

京都水族館ゲンゴロウ

水生昆虫の代表格・ゲンゴロウ。
今や絶滅危惧種やって。

京都水族館タガメ

水の王者・タガメ。
こちらも絶滅危惧種や。

人間が、外来生物が、環境破壊がといろいろな要因が頭に浮かんでくるが、
そもそも野生のタガメは見たことない。
ゲンゴロウも数えるくらいしか見たことない気がする。

そんな稀少生物を間近で見れてただただうれしい。

京の里山

京都水族館・京の里山

最後は京の里山と題し、ちょっとした風景を館内に再現。
京都市内でもちょっと外れに行けば今でも見られる風景。
稲が植えられ、リアリティを醸し出す。
ちなみに奥の方にはちょっとした水遊びスペース。
親子連れでとても賑わっている。

京の里山

派手さはないがアメンボ、メダカ、そして水に集まるトンボ。
それほど田舎育ちでもないくせに
昔はよかった、自然に囲まれてよかったと錯覚させられる説得力。

そしてシメはお土産コーナー。

京都水族館お土産

やはりここでもオオサンショウウオ推し。

京都水族館おみやげ
やはりここでもオオサンショウウオ累々。

まとめ

ちなみに所要時間はかなりゆっくり回って2時間超。
とても楽しめる空間でした。

午前中は京都水族館、午後は鉄道博物館というスケジュールも
比較的余裕を持って回れることと思います。

ちなみに昼食は京都水族館と京都鉄道博物館の中間にある
「梅小路パークカフェ」でいただきました。

「京野菜カレー」「京野菜マルゲリータ」

ピザは特に自家製っぽい生地が美味しかったです。

前述のえびかにコーナーで空腹中枢をだいぶやられていたため、
あっという間に食してしまい、写真を撮り忘れるという不覚。

以上、京都水族館リポートと題して長文・駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
京都水族館、大人も子供も楽しめて、かなりおすすめです!

【準備編】京都水族館に行ってきたで【交通手段・アクセス】
【前編】京都水族館に行ってきたで【オオサンショウウオ・アザラシ】

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